正義 2017 5 21

映画 コンカッション CONCUSSION

 「映画.com」によると、この映画は、以下の通り。
 ウィル・スミスが、引退したアメリカンフットボール選手の死と、
アメフトの因果関係を発見する実在の医師を演じ、
第73回ゴールデングローブ賞で最優秀主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた作品。
 ナイジェリアからやってきた医師ベネット・オマルは、
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退し、
心筋梗塞で亡くなったマイク・ウェブスターの変死解剖に携わる。
 オマルは、プレイ中の頭部への激しいタックルが原因である脳の病気「CTE(慢性外傷性脳症)」を発見し、
論文を発表するが、NFLサイドは、オマルの見解を全面否定。
権力を使い、オマルと彼の周囲に圧力をかけていく。
(引用、以上)
 「権力を使い、オマルと彼の周囲に圧力をかけていく」というところでは、
FBIが、公用のFAXを私的に利用したという微罪で、
オマルの上司を逮捕して、
オマルの医学的な発見を取り下げさせようとする場面があります。
 日本人は驚くでしょうが、
FBIは、政治的な目的を達成するために、
微罪でも市民を逮捕するという場面が、
他の映画でも出てきたと思います。
映画にとって、FBIは、一種の政治警察のようなものでしょう。
 結局、オマルの主張は認められることになります。
引退したスター選手の相次ぐ変死に対して、NFLは認めざるを得なくなったのです。
 アメリカにおいて、NFLは、巨大な産業ですが、
母親の1割が、息子に、
「アメリカンフットボールは危険なスポーツだ」と言えば、
NFLは存亡の危機を迎えると考えて、
「権力を使い、オマルと彼の周囲に圧力をかけていく」ことになったのです。




































































































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